介護度が高いと家族信託はできないのでしょうか
記事作成日 2024.10.08 / 最終更新日 2024.10.23
Q:介護認定の要介護いくつ以上など、介護度が高いと家族信託はできないなどの目安はありますか?
A:家族信託は、介護度が高い場合でも設定することができる可能性はあります。家族信託を契約するためには本人が意思能力があることが重要であって、介護度で判断されるわけではありません。
意思能力とは
意思能力とは、自分が行おうとしていることが自分の権利や義務にどのような影響を持つかについて、ある程度理解できる能力です。介護度が高い場合でも、意思能力が完全に失われていなければ、家族信託を結ぶことが可能な場合もあります。
しかし、認知症を患っている場合、症状が急速に進む場合もあります。介護度が高くなる前に、または意思能力があるうちに早めに家族信託を検討し、契約を結んでおくことが望ましいでしょう。
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